Investment Nuggets -91ページ目

ライブドアCBのリパッケージはないか

先日リパ債の話をしましたが、今話題のライブドアCB800億円はリパッケージされることはないのでしょうか。できないことはなさそうですが、そんなことしなくても下方修正条項があるらしいので関係ないでしょうね。

誰か意見ください。

仕手株(ライブドア)vsリーマン

ライブドアのニッポン放送株取得の件でどちらが勝つかが注目されており、そのも非常に興味深いのですが、仕手株のようなライブドアがリーマンの売りに勝てるかどうかも注目したいものです。ただ、リーマンブラザーズは負けはないのですが・・・。

下方修正条項付転換社債を貸株を伴って発行した場合、三菱自動車のように一時的に空売りが入って大幅安することが想定できます。しかし、ライブドアは個人投資家に熱狂的信者もおり、新興市場で最も有名な仕手株とも考えられます。同社株がリーマン以外は空売りもできないことも考えると安い局面では個人の怒濤の買いが入る可能性もあります。

熱狂的個人投資家がリーマンが想定している転換価格まで下げさせるのを阻むことが可能かどうか見物です。

いよいよ債券は売りではないか

米国でイノフォスという会社が1兆2000億の劣後債を発行して、その資金のほとんどの1兆1400億円を筆頭株主(買収ファンド)に対する特別配当に当てるそうです。株主資本が1兆3800億円ということで資本がほとんど流出してしまったわけでしょう。

この取引ですごいのは、こんな状態でも劣後債を買う投資家がいるということです。米債券相場が過熱している証拠ではないでしょうか。

(またまた日経金融の記事からでした)

個人向けリパ債の予感がする

ライブドアの件なんかもあって転換社債が注目されてきてるかなぁと思いますが、最近上場企業が転換社債を相次いで発行してるような気がします。ところが近年東証に上場してるCB自体はどんどん減ってます。

海外でのゼロクーポンの転換社債が主流のようですね。ゼロクーポンということで企業側はコストが少なくて都合がよいみたいです。

結局、最近のCBは社債と新株予約券に分けられて運用されて、社債はリパッケージ債として地銀中心に運用されているらしいです。ただ、新株予約権部分を運用するヘッジファンドが裁定取引に使われるために株価は乱高下する可能性もあるようです。そして、リパ債自体も利回りは若干高いものの、突然途中償還してしまう可能性があるようです。

債券自体は繰り上げ償還が起こりやすい社債ということですかね。私の予想ではそろそろ個人向けにリパ債を売り出そうとする証券会社が出てくるんじゃないかと。個人向けに発行してスプレッドを低くしておいたら手数料が取れますからね。団塊の世代向けに安全資産として回転きかせるわけです。

ただ、運用難の国内機関投資家の需要も強いのでまだまだ個人向けはないかもしれません。国内機関投資家がいらなくなったころに個人向けリパ債が流行るんだろうと思います。

素人考えですが・・・。

東証では小規模効果が少なくなるか

日経金融でTOPIXの浮動株指数化について書かれていて思いまだしましたが、この流れは中小型株が好パフォーマンスになるというアノマリーが薄れていくということなのでしょうか。

東証1部のPERは新興市場に比べると低いわけですが、機関投資家等が浮動株指数に基づいて投資するのであれば浮動株が少ない中小型株じゃアンダーパフォームするかもしれません。ただ、中小型株は個人投資家の主戦場であることを考えるとこの流れが中小型株に与える影響はないでしょうね。

カブログ

株式投資専門のブログではないのですが、カブログというのに登録してみましたので、投票してみてください。

カブログに投票する

どうでもいいけど

ランキング等はいつ修復されるのだろうか。

地震ファイナンス

スマトラ沖地震のニュースの余波がまだまだ残っている日々の新聞、TVを見ていて地震についてのリスクマネジメントはどうなのだろうと考えてみたりする。

日経金融の地震ファイナンスの記事では、巴川製作所が地震時の資金繰り対策として銀行にSPCに融資しておいてもらい、それを安全資産で運用し、地震時に借りるような仕組みをみずほ証券からつくったという。

これは企業の資金調達に対するリスクマネジメントです。

スマトラ沖地震みたいな大きなのが起きると、トリプル安になるだろうから株などの資産のヘッジとしては何かあるのだろうか。

昨年のIPO初値収益率

2004年は大公開時代だったが、初値収益率の高さには驚いた。大きく初値が上昇するもののひとつの傾向として公開株数の少なさが特徴的である。正確に言うと公開株数÷売買単位に相関がありそうだ。

そこで昨年のIPO全銘柄のうち浮動単位株数を5つに分けて初値収益率を比較したのがグラフである。そうです。やはり、公開単位株が少ないほど初値は上昇しました。

公開単位数 平均初値上昇率
1388080~12000 39.84%
12266~5700 83.76%
5600~2600      113.27%
2600~1600 130.63%
1600~777 135.90%






公開株が少ない銘柄に当たると大儲けということです。

170銘柄を集計して疲れました。

今年の日経平均予想

今日の日経金融に市場関係者の今年の日経平均予想値が掲載されていました。60人のプロのほとんどが強気で年末が高値となり13000円予想が多かったようです。しかし、毎度おなじみに高値をつける月は60人中29人が12月と予想しているようです。毎年です。

最近で12月が高値になったのは1999年くらいなのですが、要するに予想に自信がないから1年でいうと最後にしておいたというところでしょう。

ちなみに日本の株式市場の半年効果(1~6月高)というアノマリーを紹介したこともありました。こちらは統計学的に検証されてますが、プロの年末高の予想は恣意的なものではないだろうか。