ＴＢＳ、買収防衛策を改定。メンバーズも買収防衛策導入。

　楽天とＴＢＳは、平成１７年１１月締結の覚書が失効したと発 表。さらにＴＢＳは、買収防衛策の改定を発表した 。覚書が失効しても、敵対的な関係になるわけではないそうです。そうは言っても、同時に改めて買収防衛策を改定したわけですから、仮想敵国は完全に楽天と見えます。

　TBSの買収防衛策（17年プラン）については、話題の会社である日興プリンシパル・インベストメンツが絡んでいるだけに、かなり印象が悪いことが大きかっただろうし、みずほなのかシティなのかもわからない日興子会社というのも都合が悪いということもあったと思えます。とりあえず、次のプランについては株主総会にかけるそうですので、良い姿勢と言えそうです。

　それから、似たようなニュースとしては、昨年末に大きく公募割れしたIPOとして有名となった名証セントレックス上場のメンバーズも買収防衛策を発表しています 。初値で大株主のVCが激しく売り浴びせてしまった結果、剣持社長の26%とリクルート以外の株主が全然いなくなってしまったのでしょうか。この会社は、昨年11月上場ですから、上場後３ヶ月目の買収防衛策発表です。まぁ、いいのですが・・・。

PS　今日は確かによく下げましたが、まだまだ米同時多発テロの時の下げの記憶が鮮明な私にとっては、それ程驚きませんでした。