スコット・キャロン氏をブルームバーグTVで見た
ほろ酔い気分でTVを見ていたら、いちごアセットのスコット・キャロン氏が出ていた。ちょうど、東京鋼鉄の32.9%の議決権を確保して、総会の特別決議を否決できる見通しとなったところであったため 、興味深く見た。印象は良い感じの外人である。
合併比率比較
いちごアセット提案
1:0295
会社提案比率
1:0228
なんといっても、今回のいちごアセットの行動は日本の株式市場で初の合併での会社側提案の否決となるわけで、スコット・キャメロン氏はすごい人だ。TVでのインタビューでも村上世彰やホリエモンみたいなこともなく、非常に謙虚な感じで好感が持てる。えてして、大株主の意向で決まりやすい合併比率やTOB価格について、今後上場企業が少数株主や個人株主の利益を重視してくれるようになる契機になればいいなあと思う。
そんな中で、合併ではないものの、日産ディーゼルのTOB価格 が安かったり、夢の街創造委員会のTOB価格 が安いことだけは納得もいかないし、釈然としない。