千年の杜(1751)、基準日後に勝手に臨時株主総会日時を変更 | Investment Nuggets

千年の杜(1751)、基準日後に勝手に臨時株主総会日時を変更

 千年の杜(旧キーイングホーム)は2月15日、臨時株主総会の権利行使のための基準日(1月31日)後に勝手に臨時株主総会の日時を変更すると発表しました。同社は、基準日の2週間前である1月16日付で基準日設定公告 を出しています。公告の中では、「平成19 年3 月15 日開催予定の臨時株主総会」としてありますので、あくまでも予定だったということでしょうか。


 結局、臨時株主総会は基準日設定公告で予定された3月15日ではなく、3月20日に開かれるそうです。そして、総会日が変更になった理由ですが、「開催日につきましては、当初平成19 年3月15 日を予定しておりましたが、準備の万全を期するために平成19 年3月20 日と決定いたしました 」だそうです。『準備の万全を期す』ってなんでしょうか?当初の総会の日までまだ1ヶ月もあるというのに、さらに何の準備をするのだろうか?正当な理由はないでしょう。穿って考えると、15日に来る予定だった株主に来て欲しくないだとか、来て欲しくない大株主に3月20日なら予定が入っていることが確認できたとかいう理由でもあるのではないかとすら思ってしまいます。何しろ、今回は株式併合議案がありますので、特別決議が必要ですので・・・。


 千年の杜は、2004年10月にも株式併合を実施しており、今回の併合は約2年ぶりとなる。前回の併合前の株価も20円くらいで、現在も19円。そりゃ、ヤフー掲示板で伝家の宝刀扱いされ 、第三者割当増資の準備と揶揄されても仕方がないでしょう。


 千年の杜、この調子では来年あたり再度株式併合する必要があるかもしれません。