札証アンビシャスのインネクスト(6660)が公募割れ

　今日はIPOが6銘柄もあったのに、わざわざ札証アンビシャスの銘柄をとりあげなくてもよさそうなものだが・・・まぁ。本日、札証アンビシャスにインネクストが新規上場したわけだが、残念ながら3万5000円の公開価格に対して、初値はかなり下回る2万8500円でした。日経CNBCを見ていたら、この銘柄についても触れられていたんですが、下げた理由のひとつとして同社が東京大田区の会社 であるにもかかわらず、札証アンビシャスに上場したためという記者の解説がありました。

　この考え方は、最近たまに聞きます。これは「東京の会社が、名証セントレックスや札証アンビシャス等の地方市場に上場する」のはおかしいということのようです。わからないでもないのですが、違和感がある。東証はもちろんのこと、昨年大証ヘラクレスに新規上場した銘柄の7割が首都圏の会社だったはずだが、「東京の会社が大阪で上場するのはおかしい」とは聞いたことがありません。インネクストの場合、すでにグリーンシートで売買されており、そこからのステップアップ？の取引所上場だと思います。米国あたりでは様々な市場があるわけで、グリーンシート→札証アンビシャス→名証セントレックス→大証ヘラクレスor東証マザーズorジャスダックというようにレベルを上げていくという考え方があってもいいような気がします。