ユー・エス・ジェイが上場承認

　ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでお馴染みのユー・エス・ジェイが東証マザーズ市場での上場承認 。まあ、目論見書を読むまでもなく赤字企業の上場である。東証マザーズで赤字企業の上場は久々ではなかっただろうか。それとも赤字企業を見落としていただけだろうか。

　ちなみに、目論見書（Ⅰの部） でひときわ目を引くのが、【事業等のリスク】である。それを一言で言い表すならば、この会社は「リスクだらけの会社」とか、「リスクと言うリスクの集大成」のIPOといったところであろう。ページは、14ページから31ページまでで、全部で大項目が18項目もあります。ちなみに、同業であろうオリエンタルランドの最新の有価証券報告書の【事業等のリスク】は、１ページだけです。

　リスクの中には当然、賞味期限切れの食材 が混入した場合のリスクは言及されております。さらに、花火等の火薬を使用許可違反 が再発するリスクもあると書いてあります。飲料水に工業用水の配管をしていた件は【コーポレートガバナンスの状況】にて言及。

　東証もこれだけ多くの不祥事を出している会社でも承認してしまうんですね。個人投資家の皆さんはオリエンタルランドとは同業ではありますが、これだけリスクが多いということを発行会社が認めているということを認識した上で投資しましょう。