モスインスティテュート(2316)の株式併合へのカウントダウン | Investment Nuggets

モスインスティテュート(2316)の株式併合へのカウントダウン

 東証は、上場規則の見直しを直ちに実施し、望ましい投資単位を5万円から50万円までに変更するらしい 。ライブドア等の大幅株式分割等による投機的な相場形成を反映したもののようだ。こんなのは何年も前から素人でもわかっていたことだが、今更の今更だ。とはいうものの、とりあえずは、投資単位は5万円から50万円がよくて、その他は悪いものと東証が決めたようです。取引所規則はほぼどこも同じになりますので、どこの取引所もこうなるでしょう。


 となると、今投資単位が極端に低い銘柄がどうなるかが気になります。取引所が5万円以上が良いと言うのだから、従わざるをえないというのが実情ではないだろうか。では、全市場でもっとも投資単位が低い、モスインスティテュート(2316)が一番目につきます(大証ヘラクレスですが)。モスは、現在414円の1株単位です。414円から買えます。


 これを5万円以上にしようと思うと、やはり株式併合でしょう。株主が承認するかどうかは別としても、シーマだって承認されたわけですし、この流れから考えるとモスの株式併合の発表は時間の問題と考えることは可能でしょう。


 もともと大幅分割したほうが悪いという議論のほうが正しいでしょうが、後手後手だった取引所が今頃5万円~50万円が良いなんて発表するのはおかしい。まぁ、文句を言っても仕方がないので(まだわからないが)、これから、モスを買う人は、なるべく100株単位くらいで買うべきでしょうとしかいえません。そうしないと、後で困る(そんなに困らないか?)


 モスインスティテュートが株式併合すれば、ライブドアの顛末やシーマに続いて、株式分割劇場が本当に幕引となりそうです。